・13 (XIII ローマ数字)
キリスト教神話においては、サタンを13番目の天使であるとする設定があり、
これは土着神話のキリスト教化の中で北欧神話の話を元に生まれたとされる。
このことから、英語では13のことを「悪魔のダース」(devil's dozen)とも呼ぶ。
アメリカ合衆国は建国時の州の数が13(独立十三州)であるため、当初は建国
に縁のある吉数とされていた。
同国の1ドル紙幣の裏面や国章には、「13葉ついたオリーブの枝と13本の矢を掴む鷲」や鷲の胸にある「13本の縦縞模様(ストライプ)が描かれた盾」、さらに
「13の星」、「13層のピラミッド」など13に因んだものがあしらわれている。
しかし、その後の13にまつわる凶事や様々な迷信等により現在では忌み数となっている。
原初人間が身体で計算できた数は手指の10と両足の2、計12であり、それを上回る13は「不可能(未知)の数」であるから本能的に恐れたとする説。
トランプのキングといえば、一番の権力者です。
その一番である王様が「13」という数字になった理由、実は「13」という数字には、パワーがあるからという話があります。
権力者にとって「13」という数字は重要なものを表しており、これはカバラなどの
数秘術では、「12+1」として「世界」の「もう一つ上層の世界」をあらわされてい
ます。
つまりは、「世界」の上に立つ、統べるという解釈が成り立つわけです。
1年12ヶ月、1ダース12本、というように殆どの単位が「12」であるのに対し、「13」
はその「12」に「1」を足した数字です。
この「1」を足すという事に意味があり、上記の「もう一つ上層の世界」や「支配」
などを意味しているそうです。
つまりは、王様などに代表される「支配者」たちは、「13」という数字の本来の
意味を知っており、そして、この数字のパワーに気づかれたくなかったが故に、
わざと忌み数として、一般に流布したといわれています。