・SPIDER
インディアンの伝承では、
蜘蛛=「知恵者」の象徴。
蜘蛛がコツコツと巣を作り上げていく過程となぞらえて
「努力が成功につながる」象徴としても例えられるようです。
占いなどのスピリチュアルな分野での“蜘蛛”は、
「アイデア」のシンボル。
「夜明け前にクモを見かけたときは、良いアイデアがわい
てくる」一方で、
蜘蛛=“現在の願望”を持て余している状況を表すとも言わ
れており、
「願望の仕切り直し」を促されることもあります。
ヨーロッパでは、鬼蜘蛛(オニグモ)の背中に十字架の模様
があることに着目し、蜘蛛=「神から祝福された生き物」=
「幸運のシンボル」として大切にされます。
一方で、キリスト教では「蜘蛛=邪悪な存在」
「罪深い衝動」
の現れと解釈され、善良なミツバチと対極にある生物として
忌み嫌われています。
日本では、「蜘蛛の糸」にも象徴されるように、死者の魂を
霊界へと運ぶ存在。古代インドの教典『ウパニシャド』では、
糸を伝って上昇する蜘蛛=「自由」の象徴として
記載されて
いるようです。